構造活性相関

神経系

【ドパミンD2受容体作動薬の違い】 アリピプラゾール と ブレクスピプラゾールをわかりやすく解説!

はじめに アリピプラゾール (商品名:エビリファイ)はドパミンD₂受容体に部分作動(partial agonist)として作用する第2世代抗精神病薬で、統合失調症、双極性障害、うつ病の補助療法などで広く使われています。部分作動とは「...
神経系

【 フェンタニル の構造化学入門!】〜ファーマコフォア&構造活性相関を解説〜

フェンタニル は合成オピオイドの代表で、強力な鎮痛薬として1960年代に開発されました。安全域(心血管および呼吸器系への影響が可逆的で最小限)が広く、重度の痛みや手術後などで使用されます。 しかし医療用だけでなく、違法に合成された「...
薬の化学構造と特徴 番外編

【 ディート と イカリジン 】虫よけ成分を化学構造式とファーマコフォアで比較!

虫よけスプレーに含まれる ディート や イカリジン の作用の仕組みについて知らない方もいるかもしれません。 そこで今回はそんなディートやイカリジンがどのようにして虫を寄せ付けないようにしているのか、化学構造の観点から解説していきます...
循環器系

【 サクビトリルバルサルタン (エンレスト®︎)】〜ARNIの化学構造と特徴を解説!〜

サクビトリルバルサルタン ( エンレスト ®︎)はサクビトリルとバルサルタンをそれぞれ含む高血圧症、慢性心不全に保険適用のある医療用医薬品です。 今回の記事では、化学構造式の観点からサクビトリルバルサルタンの性質や作用のメカニズム、...
薬の化学構造と特徴 番外編

【紅麹( モナコリンK )とスタチン系薬剤】薬学で見る紅麹問題〜化学構造式とファーマコフォア〜

令和6年3月下旬、とある紅麹含有商品が健康被害を発生させていたことが明らかになりました。未だ原因は解明されていませんが、国立医薬品食品衛生研究所が令和6年5月28日に公表した原因物質に関する情報で「 モナコリンK の誘導体」を示唆する化合...
悪性腫瘍

【シスプラチン(白金製剤)】化学構造と錯体〜酸化数・配位結合や作用機序を詳しく解説!〜(※有料)

シスプラチンの化学構造はその薬理作用を発揮するために非常に重要で、がん細胞DNAで作用するまでに必要な化学的性質変化を、細胞内外の体液組成まで上手く利用した形になっています。配位子場理論による安定性とSN2求核置換反応による置換活性とに分けて考えます。
免疫・アレルギー系

【ステロイド外用薬の強さ(ランク)と構造式】構造活性相関で比較!

ステロイド外用薬には強さ(ランク)があり、基剤によって変化する場合もあります。薬剤は剤形も含めて副作用、使用感、使用部位、皮膚の具合などによっても使い分けられ、今回はステロイドの化学構造と薬理作用(つまり構造活性相関)から、そのステロイドの強さを考察してみます。
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