薬の構造と特徴 番外編 【メトトレキサートと葉酸】化学構造式から作用機序や代謝を詳しく比較! DNAは最終的にタンパク質を生成するための情報部分であり、細胞増殖など免疫系でも重要で、葉酸の代謝を阻害すればDNA合成も阻害でき、細胞増殖も抑えることができます。メトトレキサートと葉酸の構造は非常によく似ています。ファーマコフォア的にもジヒドロ葉酸とメトトレキサートの酵素との相互作用の仕方はほぼ同じようです。 2022.07.08 薬の構造と特徴 番外編
薬の構造と特徴 ニューキノロン系抗菌薬の化学構造と特徴〜構造式から薬剤を比較する〜 ニューキノロン系抗菌薬の全般に共通した構造上の特性として,キノリン環のカルボニル基(ーC=O)とカルボキシ基(ーCOOH)は、Mg2+を介してDNAジャイレースと複合体を形成するなどがあります。今回はそれぞれの薬剤の構造式や置換基の違いを見て、それぞれどんな特徴(抗菌活性や組織移行性)を有するか確認してみます。 2021.04.14 薬の構造と特徴
薬の構造と特徴 β遮断薬(βブロッカー)の化学構造と特徴〜構造式から薬剤を比較する〜 アドレナリン受容体に作用する薬剤はほとんどがカテコールアミンの構造的特徴を持っています。アミノ基に隣接する炭素にメチル基を増やしていくとβ受容体への選択性が高まります。 主に水素結合でβ1受容体を阻害しますが、ISAの有無も化学構造から判断できます。 2021.03.15 薬の構造と特徴