【ボノプラザン(タケキャブ®︎)】従来PPIとの作用機序の違いなどを構造式から比較!
特徴
【 サクビトリルバルサルタン (エンレスト®︎)】〜ARNIの化学構造と特徴を解説!〜
サクビトリルバルサルタン ( エンレスト ®︎)はサクビトリルとバルサルタンをそれぞれ含む高血圧症、慢性心不全に保険適用のある医療用医薬品です。
今回の記事では、化学構造式の観点からサクビトリルバルサルタンの性質や作用のメカニズム、...
【メトホルミンとイメグリミンの特徴と違いは?併用できる?!】化学構造式や作用機序などを比較!
メトホルミンは歴史が古く今なお現場でよく使用されている薬の一つですが、2021年にメトホルミンに非常に似た構造式の イメグリミン (ツイミーグ®︎) が上市されました。
イメグリミンはメトホルミンにエタン(C2)がくっ付いただけの構...
【メトトレキサートと葉酸】化学構造式から作用機序や代謝を比較!〜ファーマコフォア〜
DNAは最終的にタンパク質を生成するための情報部分であり、細胞増殖など免疫系でも重要で、葉酸の代謝を阻害すればDNA合成も阻害でき、細胞増殖も抑えることができます。メトトレキサートと葉酸の構造は非常によく似ています。ファーマコフォア的にもジヒドロ葉酸とメトトレキサートの酵素との相互作用の仕方はほぼ同じようです。
【ニューキノロン系抗菌薬】化学構造式から違いを比較!〜骨格と構造活性相関〜
ニューキノロン系抗菌薬の全般に共通した構造上の特性として,キノリン環のカルボニル基(ーC=O)とカルボキシ基(ーCOOH)は、Mg2+を介してDNAジャイレースと複合体を形成するなどがあります。今回はそれぞれの薬剤の構造式や置換基の違いを見て、それぞれどんな特徴(抗菌活性や組織移行性)を有するか確認してみます。
【β遮断薬(βブロッカー)と化学構造式】ファーマコフォアと構造式から薬剤を比較!
アドレナリン受容体に作用する薬剤はほとんどがカテコールアミンの構造的特徴を持っています。アミノ基に隣接する炭素にメチル基を増やしていくとβ受容体への選択性が高まります。 主に水素結合でβ1受容体を阻害しますが、ISAの有無も化学構造から判断できます。