化学構造

化学(薬学生向け)

薬剤師国家試験対策〜臨床と有機化学①『Michael(マイケル)付加』〜

今回は“臨床に繋がる有機化学“を紹介します。Michael付加はα,β–不飽和カルボニル化合物に求核剤が共役付加する反応で、チオール基などの柔らかい求核剤はカルボニルに隣接した電子密度の低いβ炭素に共役付加しやすい性質があります。
雑記

ファーマコフォアと化学構造〜薬学生や薬剤師にこそ考えて欲しい化学構造式〜

今回は現場で働く薬剤師や薬剤師として臨床で働く可能性のある薬学生に向け、改めて「化学」に親しみを持って欲しいなと思い書きました。今回紹介するファーマコフォアや化学構造は難しい反応機構を考えなくても大丈夫なので、比較的取り組みやすいと思います。
雑記

化学構造式の勉強にオススメの本・書籍は?〜化学構造と薬理作用の関係を臨床へ活かすために〜

化学構造式に興味はあるけど、何から手をつければいいのかわからない。いろんな経験や想いがあると思いますが、今回はそんな方のためにも、化学構造と薬理作用の関係が解説され、かつ臨床(医療)に繋がりそうな内容の本・書籍をピックアップし紹介していきます。
薬の構造と特徴

プラチナ(Pt;白金)製剤の化学構造と特徴〜Ptの錯体・配位化学と薬理〜

シスプラチンの化学構造はその薬理作用を発揮するために非常に重要で、がん細胞DNAで作用するまでに必要な化学的性質変化を、細胞内外の体液組成まで上手く利用した形になっています。配位子場理論による安定性とSN2求核置換反応による置換活性とに分けて考えます。
薬の構造と特徴 番外編

エリスロマイシンとクラリスロマイシン〜酸安定性の違いを構造式で比較〜

今回は、"非常に似た化学構造式なのになぜそんなに性質が異なってくるのか"、というのを実感してもらうための短い記事です。 共に14員環マクロライド系のエリスロマイシンとクラリスロマイシンは、化学構造がほとんど同じにもかかわらず、エリス...
薬の構造と特徴

ボノプラザン(タケキャブ®︎)の化学構造と特徴〜従来PPIと構造式から比較する〜

プロトンポンプ阻害薬(PPI) PPIの作用機序と課題 プロトンポンプ阻害薬(PPI)は胃底腺壁細胞に存在するプロトンポンプ(H+, K+–ATPase)を阻害することで、胃酸の分泌を阻害する薬剤です。 従来のPPIは一...
薬の構造と特徴

フィネレノン(ケレンディア®︎)の化学構造と特徴〜ミネラルコルチコイド受容体(MR)拮抗薬〜

はじめに ミネラルコルチコイド受容体(MR) MRは心臓や血管以外に、主に腎臓の遠位尿細管などに発現しており、代表的なミネラルコルチコイドであるアルドステロンが結合するとNa+再吸収により血圧が上昇します。既にMR拮抗薬として...
薬の構造と特徴

ミネラル(鉱質)コルチコイド受容体拮抗薬の化学構造と特徴〜構造式から薬剤を比較する〜

ミネラルコルチコイドはステロイドホルモンの一種で、代表的なものにアルドステロンがあります。従来のMR拮抗薬はステロイド骨格を持ち他のステロイドホルモンとも競合しやすく、MR以外のステロイドホルモン受容体にも作用するため副作用が問題となっていました。
薬の構造と特徴

非ベンゾジアゼピン系睡眠薬(Z-drug)の化学構造の比較と特徴〜構造式から薬剤を比較する〜

非ベンゾジアゼピン系睡眠薬はゾルピデム、ゾピクロンなどの頭文字を取って『“Z“-drug』とも呼ばれ、入眠障害に対してよく用いられます。今回はそれらの薬剤の化学構造を比較して,受容体への親和性の違いなどを確認してみます。
薬の構造と特徴

ニューキノロン系抗菌薬の化学構造と特徴〜構造式から薬剤を比較する〜

ニューキノロン系抗菌薬の全般に共通した構造上の特性として,キノリン環のカルボニル基(ーC=O)とカルボキシ基(ーCOOH)は、Mg2+を介してDNAジャイレースと複合体を形成するなどがあります。今回はそれぞれの薬剤の構造式や置換基の違いを見て、それぞれどんな特徴(抗菌活性や組織移行性)を有するか確認してみます。
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