【ニューキノロン系抗菌薬】化学構造式から違いを比較!〜骨格と構造活性相関〜
クラリスロマイシン
【エリスロマイシンとクラリスロマイシン】化学構造式で違いを比較!
今回は、"非常に似た構造式なのになぜそんなに性質が異なってくるのか"、というのを実感してもらうための記事です。共に14員環マクロライド系の エリスロマイシン と クラリスロマイシン は構造式がほとんど同じにもかかわらず、エリスロマイシンは...
【CYP阻害と化学構造式】薬と柑橘類に注意?!不可逆的阻害のメカニズムを解説!
CYPの役割は肝臓で第Ⅰ相反応(酸化還元反応)を行い薬物の水溶性を高めて体外へ排泄させやすくすることです。続く第Ⅱ相反応である抱合反応で、より一層の水溶性が高められます。CYPの阻害機構はヘム鉄に窒素原子(N)が配位することで起こるものがあります。今回はCYPを阻害する薬剤の化学構造を確認してみます。